鍵っ子ブログがリトバスパーティーで頒布したコピー本の作り方をまとめました。
必要なもの
・本文用の紙(坪量 80g~100g/m2 あたりの紙がお勧め)
・表紙用の紙(厚紙にしたいので、坪量100g~200g/m2 ぐらいでしょうか)
・プリンター(A3対応してれば表紙も作れます)
・裁断機(カッターでも代用可)
・ホットメルトシート
・製本機(アイロンでも代用可)
メリット・デメリット
・手間がかかるので大量に作るならオフセがお勧め
・メリットは色々な紙を挟みこんだり、表紙の差し替え等が楽な事
・怨念がこもる(重要)
・オールページフルカラーならこの方法でかなり安上がりになります
・人海戦術必須
僕は本文に「富士ゼロックスncolor104」、表紙に「富士ゼロックスncolor157」を使用しました。プリンターはA3に対応したレーザープリンタを使用。
無線綴じを行うのでホットメルト&製本機推奨。
無線綴じにこだわらなければホッチキスでも出来ます。
ホットメルトシートは入手が難しいですが、
http://www.nsgd.co.jp/SBD/morder_catarog/Seihon2.htm
この通販サイトで入手できます。
まずは本文を印刷します。
同人誌はB5サイズが主流な為、今回はB5サイズの同人誌を作ります。
まずは本文をA4サイズに印刷します。そして余白を裁断していきます。
(レーザープリンタは余白がどうしても出てしまうので)
1.表が1ページ目、裏が2ページ目、次の紙の表が3ページ目…という風に両面印刷します。
2.
3.最終的に4辺を裁断するのですが、この時点で綴じた時に背表紙側に来る辺を裁断しておきます。
後で残りの3辺を裁断した時、きちんとB5サイズになるように計算しておきます。
4.次に表紙を印刷します。A3サイズに印刷し、二つに折って表紙にします。
(表紙が途中で変わりますが気にしないで下さい)
5.表紙には裁断ラインを印刷しておきます。(黒線)
この3辺を裁断した時に、丁度B5サイズになるように線を引いておきます。
6.本文の厚み分、背表紙の幅を確保しておきます(この場合3mmです)
7.表紙を折ります。3mm分の厚みを上手く折るのに慣れが必要です。
8.うまく折るとこんな感じになります。綺麗ですね。
9.ホットメルトシートを用意します。3mm幅で切り取れるので楽です。
10.背表紙の3mm幅の所に貼り付けます。これも慣れが必要。
これで表紙は完成です。
本文を表紙に挟み込み、製本機でホットメルトと本文を接着します。
(本文の接着面を荒く削っておくと強度が増します)
製本機の代わりにアイロンでも可能ですがお勧めしません。
11.最後に残りの3辺を裁断します。黒い線が残らないように慎重に。
完成。背表紙も綺麗です。
参考サイト:多いのであとでまとめます
おまけ
同人誌送って欲しいっていう知り合いを無条件で受け入れてたら酷い事に…。
(現在は追加印刷分も0になってしまったので受け付けていません)
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コメント
裁断ラインを示す方法について、
本記事では「残らないように気を付けて」と書かれていますが、
1ミリ単位での正確な裁断は難しいですので、
商業印刷などでは「トンボ」と呼ばれる、カドのみに示すことで
3ミリ程度のズレを想定した裁断位置の示し方があります。
詳しくは「トンボ 印刷」などで検索してください。
名無しさんだよもん | 2009年2月11日 23:55