2007年9月25日

せなか企画で考える最近の「同人」動向

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「東方」というジャンルが立派に成立しちゃうのが同人の懐の深さだと思うけど、どうも最近「同人という名を冠した何か」が目立つようになったと思います。


 「プロ同人」という言葉がありますが、私はこれを「同人活動で生活費を稼いでる人」と定義しています。仕事を持っている人でも、本業より同人の方が収入が多ければプロ同人と呼んで良いでしょう。(参考:Wikipedia - 同人 - 「プロ同人」
同人からプロ同人になった人はひたすら尊敬していますが、ハナから稼ぐ事が目的で「同人」に目を付ける人が最近増えてきているように思いますけど、そういう人ってなんかカッコワルイ。

 例えば、製作者の欄に○○株式会社とか、○○有限会社とか書かれたアレンジCD。
こういったCDは必ず有名どころのアレンジをしてます。最近だと東方でしょうか。儲ける為には市場がなるべく大きくないと困りますから当然と言えば当然ですけど。

 オタクと呼ばれる人達は、何かと収集したがります。東方オタなら、東方のアレンジCDと名の付くものならとりあえずチェックしたくなるでしょう。
完全なオリジナルでCDを作っても1000枚売るのは難しいですが、東方のアレンジなら可能かもしれません。こういったビジネスとしての同人も否定する訳では無いですが、「カッコワルイ」と思いません?


 はい、やっと本題の「せなか企画 せな★せな」ですが、これはどっちに当たるでしょうか?
最初私は鍵っ子にお馴染みのメンバー(涼元さんなど)が製作に係わっているという事で応援していました。鍵っ子ブログでも何度かせなか企画は取り上げています。
が、最近はちょっと考えが変わって「別の意味でも応援したくなるなー」と。

 というのは、先にあげた「ビジネスとしての同人」という臭いが全くしないんですよね。
ちょっと言葉が悪いですが、せなかブログのオナニー企画(褒め言葉です)なんですよ、これが。
のいぢさんなど、商業ベースでも超有名人が集まった割には、小説が無料で読めたり、ショートVerではありますが、キャラクターソングが無料で視聴できたり、WEB連載の予定があったりと、無料でもかなり楽しめる企画となってます。

個人的に言わせて貰うと


キャラクターソング 016
『Maid in glory』

歌:すずきけいこ
作詞:涼元悠一
作曲:戸越まごめ
編曲:戸越まごめ

このページで視聴できます。


これとか、もう発狂モノでしょう。
作詞が涼元さんで、作曲・編曲がまごめさんで、歌がすずきけいこさんとか、鍵っ子が大喜びしない訳が無い!

 ビジネスとして同人が成立するかどうかは知りませんが、最近「同人」界隈に少し金の臭いが漂っている気がします。(バブル期に同人業界に起きたアレとはまた違った空気です)
 そんな中で、商業的にやるかと思ってたせなか企画(このメンバーなら商業的じゃない方が不思議ですが)が、すごく同人っぽいのは嬉しい事です。
もちろん、同人誌やCDは購入しなければいけませんが、そういう意味じゃなく、好きな事をやっているという意味で、「型月、07th、東方」といった系統に似ているという意味での同人っぽさです。

 ここまで回りくどく言っておいて何ですが、平たく言えば「涼元さんとか、まごめさんとかの作品が無料で楽しめてうはー」っ事です。
お2人とも、現在はKey所属ではありませんが、昔からKeyスキーな人はチェックしておいて損は無いと思います。



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